『アップルを創った怪物~もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝』を読みました。
どうもこの手の自伝は面白くてついつい読んでしまいます。
アップルの創業者といえばジョブスが有名ですが、エンジニア界隈ではこちらの方が有名だったりするのではないでしょうか?
アップル最初期のパソコンを『発明』し、創業期のアップルに莫大な利益をもたらしました。ウォズの発明とジョブズのコマーシャル二つが揃ってのアップルだと思います。
父親の影響
ウォズの父親は優秀なエンジニアだったようでウォズ少年でもわかりやすいようにモノの仕組みを教えていたようです。それをどんどん吸収していくうちに周りからも一目置かれるような電気少年になっていきます。
小学校~中学校の時に科学工作をし、サイエンスフェアで賞を貰う話も出てきますが、それくらいの知識があったわけですね。
より少ない部品で作る
本書の中で何度も登場する言葉に「より少ない部品で作る」というものがあります。これはウォズのモットーで少ない部品で作ることで内部をシンプルにし、小型化できるメリットがあります。まだお金がなかったころに少ない部品で作ることが自然な流れだったようでよく設計図を書いていたようです。それがゆくゆくのAppleⅠやAppleⅡに繋がっていくのですね。
間違いを正す
実はウォズやアップルについて書かれた書物には間違いが多いようでそれを正したかったというのが本書執筆の動機みたいです。ウォズはアップルを辞めたことになっている(今でも毎月給料を貰っているアップル社員)し、不満があって辞めたことになっているという。ウォズ本人の口から伝えられているので真実がどうだったかよくわかります。
最後に
訳者あとがきにも書かれていますが、この本はインタビュー形式で行われたものをまとめたもののようです。ウォズの人柄の良さが全体的に出ており良い人というのがとてもわかります。エンジニアでこのような人は珍しいのではないでしょうか?
AppleⅡなど、要所要所で出てくる製品の仕組みも細かく書かれており(わかったようなわからないような…)勉強になりました。
自分もエンジニアとして熱意をもって仕事をしていきたいと思います。