[初めて]CentOS7にPHP7.2をインストールしてみる
今回はPHPをインストールしたいと思います。
ここまでの環境構築
VirtualBoxをインストールしてCentOS7環境を構築・前編
VirtualBoxをインストールしてCentOS7環境を構築・後編
[bash]php -v[/bash]
と入力してまずはインストールされているか&バージョンを確認しましょう。
すると次の3パターンにわかれると思います。
①「そのようなディレクトリはありません」のようなメッセージが表示される
②「PHP 7.0.29 (cli)」のようにインストールはされているがバージョンが違う
③「PHP 7.2 (cli)」のようにインストールしたいバージョンが表示される
③の場合はもうすでにインストールされているのでインストール作業は必要ありません。①の場合はインストールすればOKです。②に関してはいったんアンインストールした後に7.2のインストールが必要になります。
ということでまずはアンインストール方法からいきましょう。
古いPHPをアンインストールする
といっても簡単で
[bash]yum remove php-*[/bash]
このコマンドを入力すればOKです。removeは削除するという意味で、その後にPHPのバージョンを*で指定しています。*はワイルドカードと呼ばれるものでphp-71とかphp-70とかphp-○○となっている形式のものを全て選択していることになります。つまりPHPのバージョンを全て指定していることになるのでPHPが全て削除されます。
アンインストールが完了したら
[bash]php -v[/bash]
で再度確認をしてみて下さい。おそらく「そのようなディレクトリはありません」というメッセージが表示されると思います。
PHP7.2をインストール出来るよう環境を整える
ではPHP7.2をインストールしていきましょう。なんで7.2かというと現時点で最新バージョンだからです。特に入れたいバージョンが決まっていない場合はとりあえず最新バージョンを入れておくとよいと思います。余談ですがPHPはマイナーバージョンアップでも結構振る舞いが変わったりするので使用したいライブラリとかアプリがある場合は使いたいものにあわせてバージョンを入れましょう。最新すぎると動かなかったりすることもあるので注意が必要です。
前置きが長くなりましたがまずは
[bash]yum info –enablerepo=remi,remi-php72 php[/bash]
と入力してください。これはなにをしているかというとremiリポジトリという中身を確認していることになります。
ざっくり説明すると、リポジトリという場所からPHPをインストールしてくるのですが、そのリポジトリの中に最新のPHP7.2があるかどうか確認することになります。
こんな感じで表示されたら大丈夫です。バージョンのところが7.2.4になっているのが確認できます。今回はこいつをインストールします。
もし見つかりません等が出てしまった場合は
[bash]yum –enablerepo=remi update[/bash]
と打ってアップデートをしましょう。再度確認すると7.2が見つかると思います。
PHP7.2.4をインストール
ようやくインストールします。
[bash]</span>yum -y install –enablerepo=remi,remi-php72 php<span class="c">[/bash]
これでインストールが開始されます。完了したらいつものように
[bash]php -v[/bash]
で確認してみて下さい。
こんな感じになればOKです。
さらに拡張ツールをインストールしておきます。
[bash]yum -y install –enablerepo=remi –enablerepo=remi-php72 php php-opcache php-devel php-mbstring php-mysqlnd php-phpunit-PHPUnit php-pecl-xdebug php-gd php-intl php-symfony php php-pdo php-xml php-tokenizer php-pear php-zip[/bash]
PHPで開発をする際、拡張ツールが足りないと怒られることが多々あります。
例えばここからフレームワークを導入する時などによく怒られます(mbstringがないとか)。
いちいちインストールするのも面倒なのでこの機会に一通り入れてしまいましょう。
ブラウザで確認してみる
最後にブラウザで確認してみましょう。
まずドキュメントルートにinfo.phpというファイルを作成してください。私の環境ではドキュメントルートは/var/www/html/なので
/var/www/html/info.phpという構成になります。
もしファイルが作成できない場合権限の問題があると思います。
ここでは詳しく触れませんがドキュメントルートがrootユーザーでなければ操作できないようになっていると思うので
[bash]chown -R cent /var/www/html[/bash]
と入力しましょう。このコマンドでcent /var/www/html配下全てをcentユーザーに権限を変更するという意味になります。
権限については以下の記事が参考になると思います。
chmod? chown? よくわからんって人のための、ファイル権限系まとめ
ファイルが作成できたら中に
[bash]<?php
phpinfo();[/bash]
と記載して下さい。これはphpの情報を見る時に入力するソースになります。
入力できたらApacheを再起動して下さい。コマンドは
[bash]service httpd restart[/bash]
ですね。
そしたらブラウザで
http://localhost/info.php
と入力してみて下さい。
こういう画面が表示されれば成功です。お疲れ様でした!
PHPのプログラミング
これでブラウザで確認する最低限のPHPの環境が整いました。
なにかPHPでプログラムを書いてドキュメントルートに配置してApacheを起動すればブラウザ上で確認をすることが出来ます。
次からは実際に簡単なプログラムを書いてみたいと思います。