『1分で話せ』を読みました。

先日とあるコミュニティでZoom呑み会を行いました。その時に好きなマンガを紹介しようという話になり、ガンダムサンダーボルトを紹介したのですが、説明が「戦闘シーンがガーっと凄くて!」みたいな自分でも全然伝わらない説明をしてしまいとても反省しました。

元々読みたかった本でしたが、話し方を改めるきっかけになればと思い読んでみました。

本の冒頭で「人はあなたの話を80%聞いていない」といっています。「わかりやすいプレゼンでした」と言って貰えた人でさえも、実は主張を理解してもらえていなかったり、プレゼンで言ったことなのにも関わらず質問されることもあるそうです。なので人に話をするスタート地点は「みんな人の話を聞いていない」ということを意識することです。そのためにはまず「1分で話して伝える」ということが大切です。1分で伝わらないようでは何時間かけても伝わらない。まずは1分で伝わるように話を組み立てようといっています。

実際に読んでみると論理立てられており非常に読みやすい本でした。その中から特にためになったことを3つ抜粋して書きたいと思います。

 

ゴールを決めることの大切さ


自分の話を振り返ってみると「ゴールを決める」ということが出来ていなかったように思います。本書の中ではプレゼンを例に「理解してもらうというのがゴールというのはおかしい」と言い切っています。理解してもらった上で他部署に働きかけてほしいとか、どうしてほしいのか明確でなければいけません。

ブログの最初で書いた漫画の話も、ただの紹介だけに終わってしまっていました。そうではなく、面白さを知ってもらい、実際に手に取って読んでもらいたいというゴールをしっかりと決めていればまた違った紹介になっていたかもしれません。

ゴールがきちんと設定されており、さらに具体的だと伝わりやすい話が出来ると思いました。

 

超一言


本書では「超一言」という言葉を使っていますが、自分の伝えたいことを一言で表しましょうということです。ここでもプレゼンの話ですが、覚えやすくその一言でプレゼン全体を表現するキーワードを考えることで印象に残すことができたそうです。

どういう例が書いてあるかは本書を読んでいただければと思いますが、この視点は自分にはなかったのでプレゼンをする機会があれば取り入れてみたいと思いました。

 

すっきりかんたんに


そして一番大切なことは「すっきり、かんたんに」だと思いました。プレゼンをするときや説明をするときに熱心に調べるほど色々喋りたくなってしまいたくなるものです。しかし、相手に伝えて行動を起こしてもらうという目的があるのであれば、無駄な説明を長々と話すよりすっきりかんたんに中学生でもわかるほうが相手が理解してくれます。

そもそも話を聞いていない人に対して不要な説明をしてしまうほど無駄なことはありません。加えてスライドも何を伝えたいか意識し、すっきりさせることが大切です。

 

終わりに


話を簡潔にするために他にも色々なテクニックの紹介があります。ピラミッドで枠組みを作るとか想像してみてくださいというなど新たな発見があった良書でした。

ちょうど今は新卒が入社してくる季節ですので、この本を読んでおくと今後の役に立つと思いました。

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  • 1986年生まれのjavaプログラマー。28歳の時に7年働いた販売士からプログラマーに転職をする。常駐先を転々としながら日々生きています。