【2018年】今年記憶に残ったプログラマーの名言(迷言)
仕事や勉強会や読書をしているとはっとさせられる言葉を聞くことがあります。
今年一年間で自分の記憶に残った言葉を紹介したいと思います。
プログラマーは技術ではなく知識を売っている
これは『達人プログラマー』を読んで自分なりに解釈した言葉です。
よくプログラマーの仕事を『手に職をつける』や『技術力』と表現すると思います。自分もそれで納得はしていたのですが、『知識を売っている』という表現がとてもしっくりきました。確かに知っているか知っていないかということで言えば『知識』と表現するのはとても本質を得ている気がします。今年一番記憶に残っています。
人間、そこにif文があれば追加しちゃうんだから
これは勉強会に行った時に参加者の人が言っていた言葉です。
既存のシステムを改修する際に条件が増えたとします。その時、それっぽいif文があったらその条件に追加してしまいたくなります。
ただし、アーキテクチャやフレームワークなど全体で見たときに実は正解は違うところにある可能性があるということを指しています。結果的にif分岐を追加するような改修になっても、全体を見てほんとうにそこで正しいのか検討してもいいのではないでしょうか?ちなみに自分はすぐそれっぽいところにif文を追記してしまうので気をつけようと思いました…。
コードが滲む(にじむ)
これも勉強会の時に聞いた言葉です。
MVCとかアーキテクチャなどで本来1つの機能しか持たせないように設計されているモジュールのはずなのに違うモジュールの機能も備えていたりして上手く棲み分けができていないことを『滲む』と表現しています。
これを聞いた時に上手い言い方があるもんだなぁと感心しました。
仲の良すぎるクラスは、いにしえの恋人たちのように、遠くに離してあげねばなりません
これは『リファクタリング~既存のコードを安全に改善する』という本の中に出てきた一説です。『帽子を被り直す』などもっと上手い言葉はあったのですが、なぜかこの言葉が記憶に残っております。
外人が著者の本を読むとしばしばこういった人間に例えた表現がでてきますが、この言葉は「そういう言い回しがあったのか!」と思わず笑ってしまいました。
いにしえの恋人って遠くに離すっけという疑問はとりあえず置いておこうと思います。
最後に
名言は中々覚えているものですね。こういった言葉に共通しているのは対象を人間に例えていることが多く、コンピュータと会話しているという表現をより強く表しているように思います。
自由に会話しているからこそ自然にこういう表現が出てくるのかもしれないですね。