初めてづくし ACIDMAN / 創
ACIDMAN / 創
2002.10.30発売
1.8to1 completed
2.造花が笑う
3.アレグロ
4.赤橙
5.バックグラウンド
6.at
7.spaced out
8.香路
9.シンプルストーリー
10.SILENCE
11.揺れる球体
12.Your Song
初めてステージに立った時にコピーしたバンド
ACIDMANのメジャーデビュー作です。創(そう)と読みます。
私は高校の入学祝いにアコースティックギターを親に買ってもらい毎日熱心に弾いていたのですが、高校入学後に友達に「文化祭でバンドやろうぜ」と言われ、ACIDMANのコピーバンドをしました。編成はギター二人にベースボーカル(!)とドラムの4人でした。余談ですがこのうち私を含めた3人は今だに月一スタジオに集まり音を出しています(ベースボーカルは上京した)。
演奏した曲はこのアルバムから『造花が笑う』『アレグロ』『赤橙』『シンプルストーリー』『Your Song』の5曲でした。ACIDMANはコードが独特でアコギでスピッツとか弾いていた私は苦労したことを覚えています。特に赤橙は弾き終わると指が釣りそうになって大変でした。歌詞も抽象的で高校生の私はとてもかっこいいなと思っていました。だって「あなたのことが気になる」ってストレートな表現より「木々が揺れ動く」とかのほうがかっこいいですよね?このコード感とか歌詞の表現はその後曲を作るようになる時にとても影響を受けました。
あの時もこの時もACIDMAN
ACIDMANを聴くようになり、ロッキンオンジャパンを買うようになりました。きっかけはACIDMANが表紙だったから。音楽雑誌とはやけに大袈裟にアーティストを褒めるんだなと思いましたが、大木伸夫氏の2万字インタビューも読んでて面白かったし、今日に至るまでちょくちょく買っています。
私が初めて購入したエレキギターも大木氏の影響を受けフォトジェニックのリッケンバッカーモデルでアンプはorangeでした。このアンプは未だに自宅用で使っています。(ギターはかれこれ10年くらい友達に貸したままです)
さらに夜中の音楽番組に出演するという情報をキャッチしたら夜更かしして起きていたり、私が童貞を喪失した後に当時の彼女としたことがACIDMANの創のDVD鑑賞だったり。さらに販売員時代に後輩の女の子が「ACIDMANの大木さん素敵(ハート)。バンドマンって頭が悪そうで嫌いだけど大木さんは薬剤師の資格持っていて頭いいし、カッコいいし最高!」と頭が悪そうな発言をしていました。そう!私の人生ちょくちょくACIDMANが出てくるのです。
ただ、ライブだけは観たことがないです。これだけ影響を受けているのにライブを観ていないのはどうも締まりが悪いですね。
CCCD
そしてACIDMANのアルバムと言えばCCCD(コピーコントロールCD)です。次作のLoopもそうだったのですが、CDにプロテクトがかかっていてパソコンに読み込めないようになっています。なんでこうなっているかというと当時CD-Rに焼いて量産することが問題になり、これじゃCDが売れないじゃんということでこういう仕様で発売されていました。
これで困るのがiTunesに取り込めずiPodで聴けなくて困りました。淵にセロハンテープを貼るとか何度も取り込めばそのうち読み込むとか言われていましたが、結局最初の2曲はどうしても取り込めずこの2曲だけiTunesストアで購入しました。
さらにCDですが、地元から出てきてバンドメンバーを探していた時に当時のメンバー候補に借りパクされてしまい手元にありません(泣)ということでアイキャッチがiTunesになっております。
未だ現役なのが嬉しい
ACIDMANも未だ現役で活動しているのがファンとしてはとても嬉しいです。いつかライブを観にいくので、それまで活動を続けていて欲しいです。
長くなったのでこの辺で。