基本情報技術者試験に合格したのでおすすめ本と勉強法
基本情報技術者試験に合格することができました。
自己採点では午後のアルゴリズムが満点でJavaも7~8割取れていたので現役プログラマとしてはほっとしました。
恥ずかしながら5回目の受験でようやく合格…。
恥を承知で告白すると今回で5回目の受験です。年に2回しかない試験なのでIT業界に入ってからはとりあえず毎回申し込んで受験していました。
最初の試験は記念受験というやつでJavaの試験に合格後勉強しないで受験しました。未経験でIT業界に入り、自分がどれくらい知っているのか確認のためでした。困ったら「ウ」だよと同僚に助言を貰い、それがことごとく当たり、午前も午後も50%以上得点してしまい意外といけるなと思ったのを覚えています(勘違いの始まり)。
2回目の受験は午後のアルゴリズム重点的に勉強して望み午後だけ合格し、いよいよ次は受かりそうだとさらに勘違いをしてAndroid技術者ベーシックの試験と並行して勉強を始めます。もちろん3回目はボロが出て不合格、4回目は仕事に忙殺され勉強不足で不合格…。これでは流石にイカンと今回は万全の状態で受験しました。
5回も受験しておいて何を言っているかと思われるかもしれませんが、今回の受験は今までの勉強がなんだったのかと思うくらい濃厚な勉強が出来たのでその辺りを書きたいと思います。ちなみに前回までは以下の本で勉強していました。
勉強方法とおすすめの本
やはり試験ということで『試験用』の勉強が必要になります。
そこで午前対策と午後対策に本を購入しました。
基本情報技術者試験の中でもやはり「よく出る」問題は存在するようで、この本は過去の問題から出題が多い順で問題が掲載されています。この本を読むことで自分の苦手な問題がわかり、午前の得点アップに繋がりました。例えばOSI基本参照モデルとかはよくわかっていなかったので、リピータとかルーターとかIPアドレスやらDNPやらその辺の知識の理解が深まりました。
こちらは午後対策として購入しました。
この本も情報処理教科書 出るとこだけ!と同じように過去の問題から出題傾向を分析し、出題されやすい問題を絞って解説しています。特に特徴的なのが解き方の解説が載っていて問題に対して「さっき教えた○○の解き方を使おう」みたいな感じになっているところです。この本によって午後問題の選ぶべき問題やデータベースの問題は得点源であること、重点的に勉強するジャンルを絞ることができました。
そして空き時間はスマホアプリで過去問をひたすら解いていました。
午前の計算問題について
自分は基数変換系やビット演算、CPUのクロック数辺りの計算問題が苦手です。桁数もあまり見かけないしなんかややこしい。
過去の経験から計算問題は10問くらい出題される感覚です。その中で上記の苦手な計算問題は出ても1~2問でしょうか?
ということでこの計算問題を対策するより、ひとつでも知らない用語を潰すことを意識しました。例えば計算問題を対策しても同じ過去と同じ問題は出ないので同じ得点なら監査官の役割みたいな知っていれば正解できるようなことを勉強しておいた方が点数は取りやすいと思います。ということで計算問題対策はほとんどしませんでした。
シラバスも確認しておく
情報処理教科書 出るとこだけ!に書いてあったのですが、2016年にシラバスが改定され試験に出される用語が増えています。LTEとかクラウドファンディングとか。
改定して増えた用語は試験にも出やすいらしいので一度見ておくといいかと思います。自分は参考書で確認しましたが、以下のリンクからでも確認できます。
ようやくスタートラインに立てた気持ち
基本情報技術者試験はIT業界に入って3年くらいの新人が取得する資格と言われますが、その割には覚えること多すぎない?と思いながら勉強していました。
ちょうど業界に入って3年くらいで取得出来たのでほっとしました。今まで何度も受験して合格できなかったのでようやくスタートラインに立てた気持ちです。
やはり試験対策としての勉強は大切だと身を持って感じました。