未経験プログラマー物語【第二章 研修編③】先輩に顔を売る
ハジメが入社した常駐システム(株)の社員は常駐先の現場を元に5つの部署に分かれている。社員同士が連携を高める目的で月に1度、各部署で懇親会が開かれる決まりになっていた。そして新入社員は各部署の懇親会へ参加しなければならない。現場に入ってからスムーズにコミュニケーションがとれるようにした配慮だ。ちなみに新入社員は会費無料だ。
また、サークルも盛んでサッカーやバスケなど月に1度市内の体育館で活動をしていた。
「実際にエンジニアとして働いている人と話すことができるチャンスだ。現場に入ったら迷惑かけるだろうからちょっとでも仲良くなっておかなくちゃ…。」
解説
パソコンばかりかたかたしているイメージのプログラマーですが、仕様の確認や不明点の質問など意外とコミニュケーションが大切です。ハジメは未経験のため、現場で先輩に質問をする回数が多いことは目に見えています。そこで苦労しないためになるべく会社のイベントに顔を出し、知り合いを増やしておく作戦のようですね。
自分の経験でも懇親会やサークル活動など、社員が互いにコミニュケーションをとれるような仕組みを作るこ会社は多いように感じます。もちろんこういうことが苦手な人もいると思いますが、迷惑がかかることがわかっている未経験入社の人は頑張って知り合いを増やすほうが後々自分の助けになると思います。
筆者も新人当時、先輩たちに『何を重点的に勉強したらいいか?』と聞きまわっていました。そうしたら『データベース』という答えが多かったことを覚えています。データベースはどんなシステムでもだいたい存在するのでまずはデータベースの勉強をするとずっと役立つというものでした。なるほどなと感心したものです。
こういった話を聞けるのもいい機会だと思います。
懇親会後…
「自分から積極的に話にいったおかげで色々な人と知り合いになれてよかったな。話をしてみるとみんないい人みたいでよかった。」