未経験プログラマー物語【第二章 研修編④】IT用語がわからない

研修を進めていくうちにわからない用語がたくさんあることに気が付いた。例えば「eclipseをいれて開発する」と指示されたとする。eclipseってなんだろうと調べてみるとどうやら統合開発環境らしいというのがわかる。じゃあ統合開発環境ってなんだろうとまた調べてみると

従来、コンパイラ、テキストエディタ、デバッガなどがばらばらで利用していたものをひとつの対話型操作環境(多くはGUI)から利用できるようにしたもの。最近のIDEには、GUIアプリケーション開発のための迅速なプロトタイピング (RAD) が可能なものが多い。統合開発環境を使うことによって、巨大かつ複雑なソフトウェアでも、作成者に負担をかけることなく開発することが可能になる。

と書いてある(上記はwikipediaより引用)。コンパイラ?テキストエディタ?デバッガ?この一文の中だけでも知らない単語がいつくもある。これをいちいち調べていたら時間がいくらあっても足りない…。

とりあえずeclipseをパソコンにインストールしなければ始まらないので、じゃあインストールをしようとするとパソコンに合わせて64bit版と32bit版があることがわかる。となると今度は自分のパソコンがどっちなのか調べなければならずいっこうに進まない

「調べることばかりだ…。」

ハジメはこんなことでやっていけるのか不安でした。

解説


IT系の学校を卒業していない人が初めにぶつかる問題としてIT用語がわからないというのがあると思います。プログラマーは専門職なので普通の学校の授業ではやらないところまで深い知識が必要になります。

ハジメのようにわからない単語を調べたらその先にまた知らない単語があって結局よくわからないという経験は私にもよくありました。

ただ言えることは、いづれ全てが繋がる時がくるということです。私も2年くらい経過したあたりで知識が繋がったと思える時期がきました。そうなると何か調べても効率がよくなり、理解が深まります。

大切なのは諦めずにわからないことは極力調べて知識を蓄えていくことでしょう。


なんとかeclipseをインストールできたハジメ。気が付いたら1日経っていました。

「はぁ環境を作るだけで1日か…。でもなんとかできてよかった。気を取り直して進めていこう。」

つづく

プログラマ物語目次

soon
  • soon
  • 1986年生まれのjavaプログラマー。28歳の時に7年働いた販売士からプログラマーに転職をする。常駐先を転々としながら日々生きています。