未経験プログラマー物語【第二章 研修編⑦】統合開発環境を使う
.javaファイルをコンパイルして.classファイルにして実行。そんな作業にもなれてきたころeclipseを使う課題が出てきた。
「eclipseって統合開発環境ってやつか。今まではメモ帳に書いて自分でコンパイルしていたけど、eclipseを使うとそういうことも自動でやってくれるのか。これは便利そうだ。」
早速eclipseを入れてみよう。
3時間後…
うー…ちゃんとインストールしたはずなのにeclipseが動いてくれない…。マニュアル通りにやっているのになんでだろう?
解説
統合開発環境はIDEとも呼ばれ、仕事で開発をするときはほぼ必須で使われるツールです。色々種類がありますが、中でもオープンソースの(=無料で使える)eclipseはjavaを使っている人は大抵使っているのではないでしょうか?
eclipseの特徴としては拡張性にあります。プラグインと呼ばれる機能を組み込むことで自分の好きなようにカスタマイズできます。
使ったことがない人に統合開発環境のメリットを説明するのは難しいですが、例えばコーディングの間違いを指摘してくれたり、ソースを色分けして見やすくしてくれたり、色々と自動化してくれたりで作業効率がとても上がります。
一方で環境構築が試練として立ちはだかります。ただインストールすればいいと思うかもしれませんが、インストールするにも自分のパソコンにあったバージョンを入れなければならなりません(つまり調べる必要があります)。そこからインストールしてパスを通して日本語化してプラグインを入れて..。と普通に半日くらいかかることもあります。慣れればすぐできるようになりますが諦めずに頑張ってみましょう。
また、好きな統合開発環境は何か?という議論はとても白熱することで有名です。
ようやくeclipseをインストールできた…。
さて前みたいにHello Worldを出してみるか….。お、いちいちコマンドプロンプトでコマンドを打たなくても実行ボタンを押せばすぐに動いた!これは便利だなぁ。インストールしたかいがあったよ…。