VirtualBoxをインストールしてCentOS7環境を構築・後編

 

前回からの続きになります。

この記事では仮想環境へCentOS7をインストールからGuest Additionsのインストールを行います。

VirtualBoxのインストールなどまだ終わっていない方は以下から作業を行ってからこの記事の内容を始めてください。

VirtualBoxをインストールしてCentOS7環境を構築・前編

CentOS7を仮想環境へインストール


前回作成した仮想環境にCentOSをインストールします

前回作成した仮想環境を選択した状態で起動(緑の→アイコン)をクリックします。

起動ハードディスクを選択します。空になっていると思うので右側のフォルダアイコンをクリックしてダウンロードしたCentOSを選択します(windowsならデフォルトでダウンロードフォルダ内にあると思います)。

選択したら起動をクリック。

CentOSのインストールが開始されます。なんか昔のゲームタイトル画面みたいでわくわくします。

こんな感じで始まります。

少し待つと言語の選択画面が表示されます。

この画面からVirtualBox(仮想環境)で操作をすることになるのですが、マウスポインタが画面の外に出ずスクロールが上手く動かなかったりクリックできなかったりして作業がやりにくいと思います。これはキーボードのCtrlキー(右側)を押すことで仮想環境とホスト環境を切り替えることが出来るのでCtrlキーを押して切り替えながら作業をすることになります。CentOSがインストールされた後で設定を変えます。とりあえず今は我慢して作業を続けて下さい。ちなみに左側のCtrlキーでは切り替わらないので注意してください。

言語選択後にインストールする設定を決めることができます。ここで重要なのが「ソフトウェアの選択」になります。

デフォルトの状態だと「最小限のインストール」となっていると思いますが、これだとCUIでインストールされてしまうためコマンドオンリーの操作になります。今回はGUIでインストールしたいのでまずはこちらを変更します。

今回はベース環境に「GNOME Desktop」を選択しアドオンに「GNOMEアプリケーション」にして完了をクリックします。

あと「インストール先」にびっくりマークが出ているので開きます。

といっても開いたらそのまま完了で大丈夫です。

設定したらインストールに進みます。下にスクロールするとボタンがあります(この画像では見えていません)。

あとは待つだけかと思いきや、インストール中にユーザーの設定画面が表示されます。これらを設定しないと後々面倒なので忘れずにどちらも設定しましょう。

まずはrootユーザーのパスワードを決めます。rootユーザーとは簡単にいうとなんでもできる権限を持ったユーザーです。

もうひとつユーザーを作ります。ここで作成したユーザーがVirtualBoxでCentOSを立ち上げたときにログインするユーザーになります。

設定が完了したらインストールが終わるのを待ちます。

インストール完了。

進んでいくとライセンス同意を求められるので同意しましょう。

作成したユーザーが現れるのでクリックしてログインしましょう。

画面が表示されました!

もしインターネットに繋がらない場合は右上の有線接続がオフになっていない可能性があるのでオンにしてみましょう。

アプリケーションから端末を起動してrootユーザーで入れるか確認しましょう。

su –

と打ってください。rootユーザーへ切り替えるためのコマンドです。するとパスワードを求められるのでインストール時にきめたrootのパスワードを入力してください。この時入力されていないように見えますが実は入力されているので気にせず入力してください。画像のようにroot@localhostとなれば成功です。

Guest Additionsのインストール


続いてマウスポインタをシームレスに動かせるようにします。それにはGuest Additionsをインストールします。

# yum -y update
# yum -y install kernel-devel kernel-headers gcc gcc-c++

まずrootユーザーで上記コマンドを順番に打ちましょう。1行目の後色々アップデートが始まるのでそれが終わったら2行目です。

どちらも終わったら仮想環境を再起動してください。

次にデバイス→Guest Additions CDイメージの挿入をクリックしてください。

「実行する」をクリックします。

パスワードを求められるのでrootユーザーのパスワードを入力します。

自動的にインストールが始まります。

Press Return to close this window…と表示されたらEnterを押して完了になります。

これでマウスポインタが仮想環境とホーム環境をシームレスに移動できるようになります。

ホーム環境と仮想環境間でコピペを出来るようにする


oracle VM VirtualBoxマネージャーの仮想環境を選択した状態で「設定」

設定画面が表示されるので「一般」→「高度」のタブを選択します。

その中に「クリップボードの共有」と「ドラッグ&ドロップ」の項目があるのでどちらも双方向にします。

これでコピペも可能になります。

 

soon
  • soon
  • 1986年生まれのjavaプログラマー。28歳の時に7年働いた販売士からプログラマーに転職をする。常駐先を転々としながら日々生きています。